2022年4月12日火曜日

スマホ用マイク【おすすめ】接続方法別(無線、Lightning、AUX)

近年、スマホのカメラ性能が格段に上がってスマホでYoutube動画撮影する人が増えています。
私の元にもスマホ撮影環境についての相談がかなり多く寄せられています。

もちろん一眼と比べると見劣りするものの、
例えば、雑談配信 や 雑談がメインの動画撮影では、iPhone などのスマホで十分な画質が得られます。
ただ相談者の投稿動画を見ると、音がこもって聞こえたり、声の輪郭が無くぼそぼそと聞こえる動画が多い。それもそのはずです。
スマホのマイクは、内部に設置されているため音がこもりやすいです。LINEや通話では口元に近づけるので問題ないですが、撮影しながらだとどうしてもカメラの画角を優先するため、録音品質が極端に下がります。

スマホ配信 や Youtube用の動画撮影をスマホ1台でやるためには、外付けマイクが必須です。
この記事では、高品質でYoutuberが実際に使用できるのマイクを紹介します。

まずは、どのようなタイプのマイクを選ぶかです。


無線 (Bluetooth) 接続のピンマイク

声を録音するのに最高です。雑談 や ゲーム配信です。口元で録音するのでかなりしっかり録音できます。
その代わり この録音だと1人の声だけです。複数人の声を録音するには人数分のマイクを用意する必要があります。
録音をスマホで行う場合、同時に録音できる音源が1つの機種が多く、環境音などは録音できなかったりします。そういったニーズがある場合は専用のレコーダーで対応してください。

ライトニング (lightning) 接続のガンマイク

iPhoneで録音したい人はこのタイプが適しています。日本のYoutuberの多くが使っている方法です。大手音響メーカーも最も注力して製品開発しており、性能はピカイチです。

AUX (3.5mmピン)接続のガンマイク

Androidスマホ や 一眼カメラに接続するのはこのタイプです。カメラメーカー純正、スマホメーカー純正からサードパーティまでさまざまです。
安いものから、本格的な録音機材までさまざまなものがあります。
この記事では、本格的なYoutuberを目指す人に向けて、買って損の無いアイテムを紹介するため比較的高めのマイクが多いです。
相談者の中には、そこまでのニーズは無い方もいて、2,000円台のマイクを提案したこともあります。それでも声のクリア差は段違いに変わります。


iPhoneで使えるLightning接続のマイク

SHURE (シュア) MOTIVシリーズ MV88

iPhone や iPadでの撮影・録音と言ったらまずこれ買っておけば間違いないマイク

ZOOM (ズーム) iQ7

ZOOMはプロの音響屋さんも使うトップブランド
野外録音でもしっかり機能するノイズフィルターなど高機能・高音質のマイク
音楽ライブの録音にも対応できるレベル
MV88と並ぶiPhone録音機材の双璧マイク

IK Multimedia iRig Mic Mast HD

iPhone用と書いてますが、Lightningケーブルだけでなく、USB-Cケーブルも付属しておりアンドロイドスマホでも使えるマイクです。
本体スイッチで 感度(ゲイン)の上げ下げ、指向性(フロント/リア/両方)の切り替えが可能

廉価版 iRig Mic Cast 2 もある。1万円以下。こちらはゲイン調整はできず、指向性の切り替えのみ。AUX接続を変換しiPhoneでも使用可能。
 IK Multimedia iRig Mic Cast 2 をアマゾンで見る

IK Multimedia iRig Mic Video ショットガンマイク

単一指向性のショットガンマイク。屋外でも高音質録音ができる。
Lightning、Micro-USB、USB-C、ステレオ・ミニが付属しており、iPhone/iPadだけでなく、Androidや一眼レフカメラでも使用できる。

RODE (ロード) VideoMic ME-L

iPhoneがAUX端子を廃止し、Lightningのみに切り替えたため生まれたマイク
AUX接続の定番マイク「RODE VideoMic Me」と同スペックの定番マイク

Androidスマホで使える高音質マイク

SHURE (シュア) MOTIVシリーズ MV88+ STEREO USB MICROPHONE

USB接続もできる為、スマホだけでなくノートPCなど様々な機器での録音ができる高音質マイク。プロ記者もこれをスマホに接続して、ボイスレコーダーの代わりにするくらい高品質
ただ、値段が2万円以上と高額なのがネック

ZOOM (ズーム) Am7

録画アプリ「Mobile HandyShare」も含めて満足度の高いマイク
価格が1万円ちょっとなのも凄くうれしい。
USB Type-Cに直接接続して使用します。

RODE (ロード) VideoMic Me

昔から人気のある定番モデル。2015年 発売から6年以上愛用される長寿アイテム
AUX(3.5mmオーディオジャック)接続
デュアルモノなので2万円代のステレオマイクに音質は劣るものの、7千円台と安いのもうれしい。

その他の選択肢

カメラ用やボイスレコーダー用のマイクを使う

こういった製品は同じ3.5mm端子でもスマホとは規格が異なります。
スマホは4極端子を使っていますが、カメラやボイスレコーダー用のマイクは3極端子です。
変換コネクターを使えばこういった安くて高音質なステレオマイクも使えることが多いです。
ただし、自己責任でお願いします。ケーブルの取り回しと、三脚などを上手く使って設置がしっかり行えれば凄く安く、しかも高音質録音環境が作れます。
音響オタクが好きな工夫です。


2022年4月11日月曜日

Razer Audio Mixerは買いアイテムなのか?【ライバル製品と徹底比較】

 


Razer Audio Mixer

発売時期
価格:32,480円 (定価) Amazon価格:34,650円
接続IF:XLRマイク入力(DC48Vファンタム電源)、3.5mmライン入力、3.5mmライン出力、光オーディオ入力、USB-C (PCと連携用、電源供給)
(前面パネル端子) 3.5mmヘッドフォン出力、3.5mmマイク入力
機能・エフェクト:ミュート、ビープ音、イコライザー、コンプレッサー、ノイズゲート、ボイスチェンジャー、エコー、リバーブ
その他:アルミボディとRazer CHROMA RGB対応のライティング

最大のライバルは、シェアトップの ヤマハ AG03 でしょう。

YAMAHA AG03mk2

発売時期:2022/3/27
価格:18,700円 (定価) Amazon価格:24,900円
接続IF:XLRマイク入力(DC48Vファンタム電源)、ギター用(HI-Z)ライン入力、モノラルRL入力、スピーカーOUT(RCAピン)、スピーカー出力(フォーンタイプ)、3.5mmライン入力、3.5mmライン出力、光オーディオ入力、USB-C (PCと連携用)、電源供給用 USB-C、フットスイッチ、 3.5mmヘッドフォン出力、3.5mmマイク入力、スマホ用4極端子に対応

機能・エフェクト:コンプレッサー、イコライザー(EQ)、リバーブ、ギターアンプシミュレーター、DSPエフェクト、Loopback機能、ミュート
その他:アルミボディとRazer CHROMA RGB対応のライティング

Razer Audio Mixer と YAMAHA AG03mk2との違い

入出力の対応IFが圧倒的にAG03mk2の方が多く、Razerで出来ることの殆どが出来ちゃいます。上位互換に位置づけられます。値段も1万円以上安いです。
Razer Audio Mixer を買う理由は見た目だけでしょう。

Razer Audio MixerはOEM製品であり製品提供はTC HELICON (ティーシーヘリコン)です。ほぼ同じ見た目で、機能も同等の機種があります。

TC HELICON GoXLR mini

発売時期:2020/1/23
価格:32,480円 (定価) Amazon価格:27,847円
接続IF:XLRマイク入力(DC24Vファンタム電源)、3.5mmライン入力、3.5mmライン出力、光オーディオ入力、USB-B (PCと連携用、電源供給)
(前面パネル端子) 3.5mmヘッドフォン出力、3.5mmマイク入力
機能・エフェクト:ミュート、ビープ音、イコライザー、コンプレッサー、ノイズゲート、ボイスチェンジャー、エコー、リバーブ
その他:プラスティックボディボディ と 独自のライティング

Razer Audio Mixer と GoXLR miniの違い

機能に差が無くて5,000円以上高いからRazerはぼったくり、買う価値無しって意見がネットで多く見受けられますがそんなことは有りません。
一番重要なのがコンデンサーマイクへの給電です。多くのマイクが48Vまでの電源対応ですが、GoXLR miniは24V電源、Razer Audio Mixer は48V電源と強化されています。
24Vでもほとんどのマイクが動作しますが、環境によってはパフォーマンスが下がることがあります。
ただし どちらも の電源供給がPC接続のUSBと共通ですので十分な給電があるかは怪しいところです。


以上を踏まえて Razer Audio Mixer は買う価値があるかはご自身で判断してください。
私は、YAMAHA AG03mk2をお勧めします。
せめてRazer は自社で販売しているマイク SEIRENシリーズに最適化してから販売してほしかったです。USB接続のマイクしか出してない Razerが、XLRマイク用のオーディオIFを販売するのは無理があったなという感想です。

Razer Audio Mixerの代替機

AVerMedia LIVE STREAMER NEXUS AX310 オーディオミキサー & 配信者向けコントロールセンター DV602

液晶パネル操作、Stream Deckのようなコントロール性を兼ね備えた 配信用のオーディオIF。3万円代をだすなら、私ならこれを買います。

Elgato Stream Deck mk2 + 


オーディオIFと接続する配信機材のおすすめ

おすすめの マイク・マイクケーブル・アーム・イヤホンなど 
ケーブルなどはマイクについてないことが多いので買い忘れ注意です。

2022年4月7日木曜日

ヤマハの配信用マイク YCM01 ガチレビュー



オーディオインターフェースで圧倒的なシェア1位の YAMAHA から、
新型のオーディオIF AG03mk2/AG06mk2の発売と同時に、
配信者向けのコンデンサーマイク YCM01が発売されました。


ライバル audio-technica AT2020 に勝てるのか?

YCM01は、AT2020をかなり意識して作られています。デザインは全然違いますがスペックはかなりに通っています。

AT2020とYCM01の周波特性を比較



周波特性の見方ですが、
 男性:100-400 Hz
 女性:300-800 Hz
と考えてください。
どちらのマイクも人間の声の周波数を集音するのに適しています。

YCM01は滑らかで安定した出力です。
ただし、低音域のパフォーマンスが低いです。
通常の雑談やゲーム配信ではいいですが、男性ボーカルの低音ではパワー不足です。
ベースやギター・ピアノの弾き語りで生音を録音するのにも物足りなさがあります。

実際に使ってみても、トークでは十分なパフォーマンスですが、
楽器などの音を録音してみると、低音の伸びが足りなく感じました。

元々AT2020はストリーマー向けで、弾き語りやボーカルの録音はAT4040が適していました。
そう考えると YCM01 は十分 AT2020と戦えるスペックです。
特に女性や通常の男性の声なら YCM01の方が安定した配信ができます。

AT2020 のスペック

重量:345 g
指向特性:単一指向性
電源:ファントム電源 48V   消費電流:2 mA
接続方式:XLR
価格:11,800円

YCM01 のスペック

重量:400 g
指向特性:単一指向性
電源:ファントム電源 48V   消費電流:2 mA
接続方式:XLR
メーカー希望小売価格:13,200 円
Amazon価格:白:19,800 円 、 黒:18,875 円

発売された YCM01 は メーカー希望価格より6,000円も高く販売されています。
メーカーのヤマハとしてはライバルのAT2020と同じくらいの価格設定なのですが、
実際は、7,000円もの価格差がでちゃってます。

結論、YCM01は素晴らしい配信用マイク 値段が落ち着くまで待ってから買おう


XLR接続のマイクにおすすめの周辺機器



YCM01はショックマウント内臓で直接アームにつけられるマイクです。最近はHyperX QuadCastなどこういう機構のマイクが増えています。
AT2020も同じように直接アームに接続できますが、個人的にはショックマウントを使って、マイクアームやマイクスタンドに取り付けるタイプのコンデンサーマイクだと考えています。

2022年4月6日水曜日

配信者におすすめの本格マウス ⑪選

この投稿は、本気で配信で食っていくという人向けの記事です。
ストリーマーを仕事にする人のほとんどこの記事で紹介する構成です。
マイク選びの参考にしてみてください。

見出し
 ・配信に使えるマイクの種類
 ・USB接続コンデンサーマイク 【おすすめ3機種】
 ・XLR接続コンデンサーマイク 【おすすめ9機種】
 ・XLRマイクに必須オーディオインターフェース
 ・メーカー推奨のマイクアーム

どんなマイクを選べばいいか

マイクはいろんな種類があります。
ダイレクトマイク/コンデンサーマイク、接続方法もXLR、USB、Bluetoothとさまざま。
ここではパソコンを使った個人配信をターゲットにします。

音質的にコンデンサーマイク1択です。
 関連記事コンデンサーマイクの仕組み

またコンデンサーマイクと言っても配信で使えるクオリティのマイクはそれほど多くないので、接続方式毎に見ていってください。
・高品質なUSB接続のコンデンサーマイク 2機種
・高音質なXLR接続のコンデンサーマイク
このどちらかです。

USBコンデンサーマイク 2選

USB接続コンデンサーマイクはPCに接続するだけで簡単です。
その代わり設定できる幅が狭く、実用的なマイクは少ないです。

HyperX Quadcast / Quadcast S

QuadCast S と QuadCast の差は、RGBライティングです。
配信映えを狙うなら クアッドキャストSですが、音質などの機能面だけなら QuadCast を買っても同じです。
USB接続ならがXLR接続のコンデンサーマイクに負けない高音質な配信が出来るマイク
ストリートファイター5のレジェンド、元祖プロゲーマー 梅原大吾も使用するマイク

ロジクール Blue Microphone Yeti X BM600X

Twitchの超大手配信者、元デトネーター 釈迦・Stylishnoob・SPYGEA・YamatoNなど5桁視聴者を抱える彼らが使用するマイクがこれ
マイクアームとショックマウントのセットを買うのが安心

Logicool Blue Microphone Yeti BM400 4色展開

こちらも非常に高い評価を得ているUSB接続のコンデンサーマイクです。

Elgato プロオーディオ Wave:3

今年2月に発売されたばかり。激戦区のUSBコンデンサーマイクでもバカ売れしてるマイク
廉価版のWave:1もおすすめ   AmazonでWave:1をみる
Wave:3 が 17k円、Wave:1が13k円。
ストリームデックなどを持っているならWave1でいいが、ミュートボタンなど単体で使って便利な機能が豊富なWave3の方がオススメ

最有力候補XLRコンデンサーマイク

USBマイクよりもオーディオインターフェースを使った幅広い集音の設定が行えます。
ノイズ除去や音源同士の音量バランスを調整するには、USBよりオーディオIF経由の接続の方が圧倒的に優れています。

配信業するにはこのうちどっちか

SHURE SM7B

もっとも使用率の高いマイクです。以前はAT2020が多かったですが、今ストリーマーでもっとも使用率が高いのは SM7B です。
SM7Bはダイナミックマイクですが、非常に高いノイズ除去機能を備えており、配信者に愛されているマイクです。Twitch広告では、レジェンドマイクと自称していて、自信がうかがえます。ただし、ダイレクトマウスのため、出力が低いです。声量が無い人は、プリアンプなどがAIFとは別に必要になるので注意してください。
いいマイクなので紹介しましたが、音響設定が出来る人向けです。AG03mk2につないで、配信スタートって簡単なものじゃないです。

audiotechnica AT2020

配信者と言ったらこれ。

AT4040もあり

AT4040とAT2020の一番の違いは周波数特性です。AT2020は人間の話す声が得意なマイク。AT4040は更に広い周波数を拾えるので、弾き語りなど楽器や音域が拾い歌ってみた配信などに最適です。

迷ったらAT2020かSM7Bのどちらかにしておけば間違いないです。
ここから先はその2つと同等か、それ以上のクオリティがあるマイクの紹介です。
配信者の使用率こそ2つに劣りますが、品質は折り紙付きのマウスを紹介します。

ロジクール Bluebird SL / Spark SL / Baby Bottle

ロジクール Blueの3モデルは得意な音域が異なります。
女性ボーカルの高音声なら Bluebird (青)  アーム付きモデルもあり(Amazon) 
中間域の雑談メインなら Spark (黒)  アーム付きモデルもあり(Amazon) 
男性ボーカルの低音声なら Baby Bottle (黒金)  アーム付きモデルもあり(Amazon) 

RODE Microphones NT1-A

NT1-Aは、NT2-Aの機能を絞り込んで更に低価格にしたモデル。声の録音に特化したモデルで、配信向きです。

RODE Microphones NT2-A

広い音域が録音できるマイクで、指向特性の切り替え機能があり、ボーカルだけでなく弾き語りなど楽器の録音にも優れた表現力の高いマイク。5万円以下の価格帯でも音響プロも予備機などで愛用する本格品質です。

AKG C414、C314、C214

型番が大きい方が高機能で、高音質

最高品質なら NEUMANN(ノイマン) U87Ai

殆どのコンデンサーマイクはノイマンをコピーしています。AKGなども形状からインスパイヤされて高い評価を得ています。その原点。でも高い
U87Ai は 日本トップの配信者&動画投稿者 ヒカキン が使用するもでる。
彼がBeatboxerとコラボする際にプレゼントとして贈答する高級マイク。約40万と桁違いの値段と品質。


おすすめオーディオインターフェース

XLRマイクにはマイク給電のためオーディオIFが必須です。

YAMAHA AG03mk2

配信者の定番オーディオIF、迷ったらこれ買っておけば間違いなし。
ただし、価格が高騰しているので、落ち着くまで待った方が良し
 メーカー希望価格:18,700円
 Amazon価格:黒 27,500円、白23,750円
大分落ち着いてきました。発売直後は3万円超えてました。そろそろ買い時ですね。

YAMAHA AG06mk2

パソコンだけでなく、家庭用ゲーム機やスマホなどの音源も取り込みたい人はAG03mk2より接続できる機器が多いAG06mk2がおすすめ。mk2になって、XRLマイク2つにも対応したので、弾き語りなどでも使える本格スペックになってます。

何故かAG03mk2が高騰してるいま、3万円以下とほぼ定価で買えるAG06mk2は最有力候補

Behringer (ベイリンガー) XENYX 302USB

3チャンネンル。XRLは1チャンネルで、AG03の代替として使う人も多い人気機種
AG03mk2が高騰している今なら、ベイリンガーも十分ありな選択肢

Behringer (ベイリンガー) XENYX Q502USB

5チャンネルモデル。AG06のライバル機だったが、AG06mk2はマイクが2チャンネルになり比較対象から外れた。その分安いので、マイク1つで良い配信者には最適。ただしピアノ・アコギ弾き語りのようにマイク2つはできないので注意
https://www.amazon.co.jp/dp/B00CTKI10A/
リンクが作れないので商品直リンクです。

Q802USBなら2マイクが出来るが、操作性がわるい。
小さなボディーに摘みを詰め込み過ぎた。
https://www.amazon.co.jp/dp/B008O517IC/


おすすめのマイクアーム

マイクアームは基本互換性があります。値段が安い中華ブランドでも十分に使えるものがあります。ただし、耐荷重が低く御辞儀しちゃうこともあります。出来るならマイクと同じメーカーの物を選ぶのが良いです。

audio-technica 純正マイクアーム AT8700J

Rode純正マイクアーム PSA1

RODE (ロード) のマイクを使ってない人でも、PSA1マイクスタンドを使ってるって配信者は多いです。
実はPSA1+というもう一つ上のモデルもあります。これを筆者は使ったことが無いのですが、見る感じアーム部分にカバーがついてるだけ?
AmazonでPSA1+をチェック

Logicool純正マイクアーム BA100CBK + ショックマウント BA100RBK


高品質なサードパーティマイクアーム

Elagato マイクアーム WAVE Mic Arm

RODE PSA1が1万5千円、これが1万2千円なので、今はエルガトを私はお勧めしてます。
配信周辺機器の最大手ブランドでこの値段は有りがたいです。

2022年4月5日火曜日

FIFINE T669は使えるコンデンサーマイクか【ガチレビュー】

FIFINE T669レビュー

価格:7,599円   Amazonリンク 

T669の良い所安さUSB接続で直接パソコンに接続できるところ

通常コンデンサーマイクというとXLR接続なため、AG03mk2 や AG06mk2というマイクに給電できるオーディオインターフェースが必要です。

関連記事:コンデンサーマイクの仕組みを解説

次にT669の問題点です。

問題点① ホワイトノイズ

T669は サーッっと言うホワイトノイズが酷いです。
ゲインを物凄く小さくすれば使えますが、そうすると配信では使えません。
淡々と友人とVCする時や、オンライン会議の抑揚のないボリュームなら問題なく使えます。

問題点② 単一指向性?

通常の単一指向性というと、音源(口)だけから集音するマイクのことです。
このマイクはそんなこと無く、キーボードの音も、顔とは逆側の生活音もしっかり拾います。

もっとも酷いことに、音の跳ね返りすら拾ってしまいます。
このマイクを配信で使うには、マイクシールドが無いと厳しいでしょう。

問題点③ 付属品の作りが悪い

ポップガードやマイクアームが付いているモデルがあるが、作りが非常に悪いです。

マイクアームドはワンコイン(500円)ストアで売っているレベルです。
耐荷重が低く他のマイクでは使えないし、T669でも好みの位置に設定するのは難しいです。
Webカメラの設置には使えます。

ポップガードもかなりチープなつくりで直ぐに壊れます。

結論 T669は配信には使えない

でも、友人との VC繋ぎながらゲーム したり、
在宅ワークで オンライン会議 では十分つかえるマイク

まとめ

FIFINE コンデンサーマイク T669 は、Youtuber や ブロガーに商品提供してレビュー依頼されています。いわゆる案件動画や案件記事が多いです。

Amazonの評価数も
アーム付き 評価件数 1,001件 ★4以上 84%、三脚付き 1,951件 ★4以上 79%
   ミニ三脚モデル K669    Amazonリンク 
   マイクアームモデル T669  Amazonリンク 

Hyper X solocastRazer 3455件、Razer Seiren mini 853件、Blue Snowball iCE 493件、Anker PowerCast M300 97件
明らかに評価数が多く、操作されたレビューも多いです。ネットの記事、Youtube動画、Amazon評価はあまり参考にならないので注意して下しさい。

正直、FIFINE買うなら、同じくらいの有名デバイスメーカーの物を買ったほうがいいです。
モニターアームやポップガードは2,000円くらいから実用的な品質の物があるので、1万円以下で遥かに品質が上のセットが手に入ります。

1万円以下で買える USBコンデンサーマイクのおすすめ

第1位 HyperX SoloCast (HMIS1X-XX-BK/G) 

価格7,980円
音質だけなら 名機と名高い HyperX Quadcastとそん色ないレベルです。
配信機材としても最初のマイクとしては十分実用性が高いマイクです。

第2位 Razer Seiren Mini (RZ19-03450100-R3M1)

価格6,480円
こちらもソロキャストと同じくらい評価が高いマイクです。
SoloCastに比べて、Seiren mini は声音域に強いです。そおの反面、音域が狭い感があります。好みの問題です。
若干、出力音量が小さく感じるので第2位としました。
3色展開で黒だけでなく、ピンクと白の可愛らしいモデルもあり、女性配信者の顔出し配信を始めるのにおすすめ。

第3位 ロジクールG Blue Snowball iCE (BM200BK)

価格5,980円
インテリアのような可愛らしいボール状のマイク
見た目に騙されてはいけない、ゲーム用のマイクとされていますが配信でも十分使える本格的な録音ができます。

第4位 Anker PowerCast M300

価格6,980円
あまり有名ではないですがアンカーが出してるストリーミング用マイクです。
上位3つと比べると知名度では劣るものの、性能では肩を並べる製品です。
ちょっと感度が高すぎるので、ノイズを拾いやすいです。とはいえT669ほどじゃないし、ちゃんと単一指向性も機能しています。ノイズはセッティングだけで十分対応できます。

【関連記事】

 ・本気でストリーマーやるならこのマイクがオススメ


2022年4月4日月曜日

mildom 2022年4月から事業規模縮小

既にミルダムで配信している大手チャンネルがTwitchやYoutubeに4月から移動してます。
市場では色んな憶測が飛び交っています。
配信ビジネスに20年以上携わってきた筆者の考えをまとめておきます。


ミルダム年表

2019年8月にサービス開始

サービス開始直後から
 ・OPENRECから大手配信者引き抜き
 ・Youtuberのライブ配信を誘致。Youtubeは動画投稿のみで配信はmildomという人が増える
 ・Twitchから中小配信者を引き抜き。Twitchはプラットフォームが強く大手は引き抜けなかった
こんな感じでストリーマーを他サイトから引き抜きして視聴者を増やしていった。

2020年3月13日 Cygamesのゲーム配信禁止。発売直後のグラブルバーサス(格ゲー)、シャドバ、デレステなど。
OPENRECが育てたストリーマーを露骨に引き抜きまくって関係悪化。格ゲーやシャドバプロや大手ストリーマーは引き抜かれたが、配信できない状態になる。

2020年8月3日 任天堂のゲーム配信を禁止。これによりSwitchのリングフィット、Pokémon、スマブラなど引き抜いた配信者の難民がまた大量に。
任天堂は子供向けゲーム会社のため投げ銭など収益化に厳しい。
とくに新しいタイトルや子供向けタイトルは他サイトでも収益化が禁止されるている。
それをミルダムは無視し続けた、配信者の自己責任としたため関係が悪化した。

これは後で補足するが、ミルダムのビジネスモデルが投げ銭の中間マージンだったため、両者の歩み寄る余地が無かった。

そして2021年の夏頃から順に年間契約が切れた配信者からミルダムを去り、
2020年3月の年度末締めの企業とも契約継続できずに、多くの配信者がmildomを去った

問題はmildomの投げ銭主体のビジネスモデル

ミルダムはサービス開始直後から破格の条件でストリーマーを引き抜き続けました。
多くの人がどうやって収益をあげるか疑問を持っていました。

これにはカラクリがり、ミルダムの運営は中国の大手ゲーム企業群のテンセントグループです。

テンセントは DouYu (闘魚)というメガ配信サイトを運営しています。そのビジネスモデルが広告無し、投げ銭主体というもの。それを輸入したのがミルダムです。

ただ、かつての経済大国日本ですが、今は中国に大きく及びません。
それに投げ銭って文化が日本は他国に遅れています。
それは配信が長くビジネスではなく趣味としてあつかわれてきたからです。ニコ生>Youtubeに変わってもその状況は変わらなかった。

ここ2、3年でTwitchの大手ストリーマー 釈迦・Stylishnoob・K4senなどが台頭してきましたが、中国は日本より5年は先にいっていて、配信者がビジネスとして成り立つようになって10年以上経っています。

日本のネット配信の視聴者が貧乏だった
投げ銭が好まれない

こういった背景があります。

もう1つが当初より視聴者を集められなかったこと。
今の配信の主役は ① TwitchのFPS勢、② ユーチューブのVtuber です。
これらをミルダムは引き抜けていません。日本国内でトップを取るつもりだったともうバラマキ戦術が失敗してます。

代わりに大手Youtuber ヒカキンなどのライブ配信を契約とってますが、
彼らはあくまで動画投稿がメイン。毎日決まった時間に10時間以上配信してくれるストリーマーじゃないです。
結果、ミルダムはいつ見ても面白い配信者が不在のプラットフォームになってます

これが広告ビジネスなしで投げ銭ビジネスモデルのmildomが失敗した原因3つです。

視聴者不足 ・投げ銭文化 ・貧乏視聴者

これからストリーマーを目指す人が、配信サイトを選ぶ際に読んでもらえたら嬉しいです。
ちなみにこれと似たようなことばOPENREC立ち上げでも起こってます。
歴史は繰り返されるので、こういった引き抜きや配信サイト変更はこれからも起こりうることです。

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