2022年4月7日木曜日

ヤマハの配信用マイク YCM01 ガチレビュー



オーディオインターフェースで圧倒的なシェア1位の YAMAHA から、
新型のオーディオIF AG03mk2/AG06mk2の発売と同時に、
配信者向けのコンデンサーマイク YCM01が発売されました。


ライバル audio-technica AT2020 に勝てるのか?

YCM01は、AT2020をかなり意識して作られています。デザインは全然違いますがスペックはかなりに通っています。

AT2020とYCM01の周波特性を比較



周波特性の見方ですが、
 男性:100-400 Hz
 女性:300-800 Hz
と考えてください。
どちらのマイクも人間の声の周波数を集音するのに適しています。

YCM01は滑らかで安定した出力です。
ただし、低音域のパフォーマンスが低いです。
通常の雑談やゲーム配信ではいいですが、男性ボーカルの低音ではパワー不足です。
ベースやギター・ピアノの弾き語りで生音を録音するのにも物足りなさがあります。

実際に使ってみても、トークでは十分なパフォーマンスですが、
楽器などの音を録音してみると、低音の伸びが足りなく感じました。

元々AT2020はストリーマー向けで、弾き語りやボーカルの録音はAT4040が適していました。
そう考えると YCM01 は十分 AT2020と戦えるスペックです。
特に女性や通常の男性の声なら YCM01の方が安定した配信ができます。

AT2020 のスペック

重量:345 g
指向特性:単一指向性
電源:ファントム電源 48V   消費電流:2 mA
接続方式:XLR
価格:11,800円

YCM01 のスペック

重量:400 g
指向特性:単一指向性
電源:ファントム電源 48V   消費電流:2 mA
接続方式:XLR
メーカー希望小売価格:13,200 円
Amazon価格:白:19,800 円 、 黒:18,875 円

発売された YCM01 は メーカー希望価格より6,000円も高く販売されています。
メーカーのヤマハとしてはライバルのAT2020と同じくらいの価格設定なのですが、
実際は、7,000円もの価格差がでちゃってます。

結論、YCM01は素晴らしい配信用マイク 値段が落ち着くまで待ってから買おう


XLR接続のマイクにおすすめの周辺機器



YCM01はショックマウント内臓で直接アームにつけられるマイクです。最近はHyperX QuadCastなどこういう機構のマイクが増えています。
AT2020も同じように直接アームに接続できますが、個人的にはショックマウントを使って、マイクアームやマイクスタンドに取り付けるタイプのコンデンサーマイクだと考えています。

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